インフレの脅威に打ち勝つ!?新しい資産形成の形とは?|注目の記事を読み解く vol.3

オカネコというサービスを知っていますか?120万人以上のユーザーが使う家計相談サービスです。簡単な質問に答えていくだけで自分のお金に対するアドバイスが得られるという事で若い世代を中心に人気が広がっています。このサービスの今後の展望などを取り上げたリリースを今週はピックアップしました。
そのほかにも、父親たちが「時間とお金」の狭間で揺れるリアル、母子手帳をデジタル化して子育てを軽やかにするアプリ、担当者を指名して家づくりをサポートする新サービス、そして家族円満を願いながらも行動に移せない相続準備のギャップなど、家族とお金に関する話題を中心にピックアップしました。家計も子育ても住まいも、少しずつ自分らしくアップデートできるヒントが見つかると嬉しいです。
ユーザー120万人突破「オカネコ」が示す、新しい資産形成の形とは?
家計相談サービス「オカネコ」ですが、私も以前使った事がありました。チャットで質問に回答していくと自身に必要な金融商品や資産運用方法を教えてくれたり、FPへのマッチングにつながったりとそこまで金融に詳しくない人ほど使ってみてほしいサービスです。
最近では物価の急激な上昇やトランプ関税による世の中の不透明さの広がりによって、世界的に将来のお金に対する不安を抱えている人が増えています。そんな中で、こういったお金に対するハードルを下げてくれるサービスがどんどんと増えて日常に溶け込んでいくことで、少しでもお金に対する不安感が払拭されることを日々願っています。
父親が本当に求めるのは賃金か柔軟性か?米企業の調査が示す現実
米アウトドア用品メーカー DECKED 社の大規模調査には、働くお父さんたちが抱える時間とお金のジレンマを表すデータが生々しく示されていました。私もアメリカで暮らしていたことがあり、当時アメリカはファミリーファーストのイメージが強かったので少し意外でした。ただ、昨今の不安定な経済や社会動向を考えると簡単に仕事を休めない、離れられないというのは頷ける部分もあります。
個人的にはDTO のようなピンポイント支援も大切ですが、コアタイムなしのフレックス制度や恒常的リモートワークなど、父親が自然に子ども優先の日を選べる環境づくりこそ本質的だと思います。一方でコロナ禍で一般化したフルリモートからオフィス出勤への回帰も進んでいるので企業としてはどうバランスを取っていくかが重要になっていきそうです。
母子手帳がアプリになる日。子育てDXがもたらす未来と私たちの課題
紙の母子健康手帳をスマホに置き換える酒田市の「さかた子育て応援アプリ」は、今まで紙で管理していたデータをスマホに置き換えるだけではない所が素晴らしいと感じました。もちろん紙には手書きの良さがありますが、日々成長する子どもの成長記録をデータとして性格に保存できるだけでなく、子育て(特に乳児期)中の日々新しい事で大変な時期に予防接種の時期を知らせてくれたりするサポート機能などが細かいですが良いなと思いました。
このアプリのベースは母子モというサービスで取り組みとして素晴らしく、全国730の自治体で使われているそうです。このサービスが全国全ての自治体に導入されれば、例えば、
A市で使っていたアプリが引っ越し先のB市で使えないということがなくなりそうなので、是非拡大していってほしいです。
家づくりの新常識?担当者指名とオーナー直結で変わる住宅選び
記事にもあるように注文住宅の場合、通常は住宅展示場で案内してくれた人や工務店やハウスメーカーに問い合わせてアポイントを取った最初の担当者が家の引渡しまでを担当することが多いです。その為、自分の理想と担当者のセンスが合わないと無駄なやり取りが発生してしまったり、最悪望まない家が出来上がってしまいます。
このイエラボのようなマッチングサービスは実際にそのハウスメーカーの担当者で家を建てた人の声が聞けたり過去の実績を見て自分の好みと合うか判別できるのですごく安心感があります。私もハウスメーカーで注文住宅を建てた事があるのですが、担当者の退職で途中で担当が変わってしまい引き継ぎがうまくされていなかったので1ヶ月以上納期が遅れた経験があります。こういったサービスで少しでも多くの人の理想の家が経ってほしいです。
相続準備のリアル。調査で見えた「家族を思う気持ち」と行動の壁
記事にある50歳以上の男女1,500人調査では、相続準備を進めている人が21.9%にとどまる一方、「家族間トラブル回避」が最重要視されている結果が印象的でした。法律知識不足や手続きの煩雑さが行動を阻む“気持ちと行動のミスマッチ”は、専門家と伴走する仕組みの必要性を強く示しています。
記事の中で「健康や年齢の変化」が準備開始の最大要因とあった点は、元気なうちにこそ動く大切さを再認識させてくれました。写真アルバムを整理しながら相続を話題にするなど、家族のコミュニケーションの流れから難しい話題に触れていく事の有効性も感じます。専門家を“気軽な伴走者”にする工夫が広がれば、準備率21.9%の壁は越えられると感じました。
山田 尚貴
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、NTTPCコミュニケーションズでシステムエンジニアとして金融機関等のシステム運用などに携わる。2009年、株式会社エニドアを創業し代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスの開発・提供を行う。M&Aにより会社を売却後、上場企業のグループ会社の経営を6年行った後、株式会社modoを創業し代表取締役に就任。家族向けのサービスmemStockの開発を行う。 二級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種を保有。2児の父。



