日本製の検索系AI「Felo」で、本当に価値のある情報が見つかるようになった

memStockでは、Spotifyほか各種ポッドキャスト配信サービスにて「気になるサービスを使ってみた」を配信中です。
本記事は、音声配信であるポッドキャストを「文字で読みたい人」に向けて内容を要約したものです。
気になるサービスを使ってみたとは?
起業家・投資家・ファイナンシャルプランナーである山田尚貴が、今まさに気になっているサービスについて、実際に使ってみたことで感じたそのすごさや面白さから、残念な部分やネガティブな感情までを、経営者視点などの様々な角度から分析してお話しする番組です。
近年、本当に必要な情報を見つけることが難しくなってきていると感じています。内容の薄い情報サイトやインプレッション稼ぎを目的としたSNSの投稿が増え、AIが「それっぽい」情報を生成することで、何が本当で何が嘘なのかわからない状況が続いています。
検索エンジン側もAIを活用した要約を表示するなど対策を進めていますが、より良い解決策が求められています。そんな中、日本製の検索系AI「Felo」を実際に使ってみた経験をお伝えします。
「Felo」の基本機能と利用コスト
Feloは、2024年7月にスタートした検索系AIサービスです。無料版では1日5回までの「Pro検索」が可能で、デフォルトのAIモデルとして「GPT-4o」を利用できます。有料のPro版は、月額2,099円、年額払いの場合は月額換算で1,750円です。
Pro版ではGPT-4oだけではなく、以下の高性能AIモデルを目的に応じて使い分けることができます。
- GPT-4o
- Claude 3.5 Sonnet
- OpenAI o1-mini
- Gemini 1.5 Pro
- Llama 3.1 70B
耳で学ぶAI、ロボシンクのインタビューによると、運営側のAPIコストは1日1000ドル以上とのことです。利用者としては、1日300回までPro検索が使用可能であることや、チャット機能でこれらのAIモデルと対話可能であることを踏まえると、すべて解約してFelo 1つに集約するのもアリと思えるほど、コストパフォーマンスに優れていると感じています。

多彩な検索モードの実力
基本的なWeb検索に加えて、SNS検索、論文検索、チャット機能など、様々な検索モードを試してみました。特に論文検索では、世界中の学術論文を横断的に検索し、日本語で要約してくれる機能が非常に便利です。
また、YouTube動画の内容まで理解して検索・要約してくれる点も特徴的です。通常の検索エンジンにおけるタイトルや概要欄のみを対象とする検索とは異なり、Feloは動画の内容自体を理解して検索結果に反映してくれます。さらに、中国の「小紅書」や米国の「Reddit」など、特定のプラットフォームに特化した検索モードも用意されています。
パーソナライズ機能の現状と可能性
Feloのパーソナライズ機能では、名前、職種、趣味趣向など任意の情報を1000文字まで入力できます。例えば、自宅の場所を登録しておけば「自宅の近くのおしゃれなカフェを10個教えて」といった質問にも的確に答えてくれます。
ただし、現状では何をどう入力すればよいかの指針が示されておらず、改善の余地があると感じています。この機能は、特定の地域や属性の人々の視点で検索結果を得られるため、マーケティングリサーチなどビジネス用途での活用も期待できそうです。
アプリとWeb版の使い分け
現時点でのiOSアプリには、ハンバーガーメニューが押せなくなったり、キーボードが表示されなくなったりするなどの不具合があります。アプリを再起動しても問題が解決しない場合もあるため、当面はWeb版の利用をお勧めします。
Web版は各種機能がスムーズに動作し、特にPCからの利用時には、マインドマップなどの機能も快適に使用できます。スマートフォンのブラウザでも利用可能ですが、画面の大きさの関係で一部機能は使いづらく感じるため、ぜひPCで利用してみてください。
他サービスとの検索性能比較
実際に「世界の家族向けのオンラインサービス」というテーマで検索を試してみました。
競合サービスである「Perplexity」のPro Searchでは、12のソースから情報を収集し、「みてね」やその海外版など、自分でもすぐに調べられるような一般的な情報を提供するにとどまりました。
一方、FeloのPro検索は、20のソースから情報を収集し、教育関連、医療系サービス、デジタルプラットフォームなど、より多様なカテゴリーの情報を深く掘り下げて提供してくれました。特に、日本語以外の情報源からの情報を日本語で提供してくれる点は、リサーチツールとして非常に心強く感じています。

(後編へ続く)
memstock編集部
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山田 尚貴
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、NTTPCコミュニケーションズでシステムエンジニアとして金融機関等のシステム運用などに携わる。2009年、株式会社エニドアを創業し代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスの開発・提供を行う。M&Aにより会社を売却後、上場企業のグループ会社の経営を6年行った後、株式会社modoを創業し代表取締役に就任。家族向けのサービスmemStockの開発を行う。 二級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種を保有。2児の父。



