病気になったら?認知症になったら?生命保険で備える先を見越したケア

お金の話memstock編集部(更新: 2026年3月25日
病気になったら?認知症になったら?生命保険で備える先を見越したケア
*この記事は、制度やお金の仕組みを分かりやすくまとめた「一般情報」です。正しさや最新かどうかは、必ず国や金融機関などの公式情報でご確認ください。投資は元本が保証されず、損をする可能性もあります。個別の判断が必要な場合は、金融機関や税理士などの専門家にご相談ください。

みなさん、こんにちは。私はアドバイザーとして、多くの家族の方々と接してきました。その経験から、病気や認知症への備えについて、皆さんにぜひ知っておいていただきたいことがあります。

共働きで忙しい毎日を送る中で、将来への不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に、予期せぬ病気や介護の問題は、家族の生活を大きく左右する可能性があります。そこで今回は、生命保険における医療・介護保障について、わかりやすくお伝えしたいと思います。

この記事を通じて、皆さんが少しでも将来への不安を解消し、家族で安心して暮らせるヒントを得ていただければ幸いです。それでは、具体的な内容に入っていきましょう。

病気のリスクと備え

病気になったらどうなるの?

病気になれば、誰もが経済的な打撃を受けるリスクがあります。

まず治療費がかさみます。入院が必要な場合は1日数万円の入院費用が発生し、手術を伴えばさらに費用は高額になります。一方で、体調を崩せば収入が減る可能性も高く、二重の経済的ダメージを被ることになります。

がんや心臓病などの重い病気になってしまうと、ピンチは深刻化します。がんの場合は、早期発見であれば30万円前後の治療費用で済むかもしれませんが、手術を要する進行がんになると、治療費は数百万円にのぼることもあります。心臓病で手術が必要になれば、500万円を超える高額な治療費がかかる場合もあり得ます。

医療保障の必要性

病気で収入減となり、一方で高額な治療費がかかるリスクがあるなら、医療保障は必須と言えるでしょう。生命保険の医療特約には、入院費用や手術費用、人工透析費用など、実に幅広い補償が含まれています。

医療保障があれば、病気の治療に専念できるだけでなく、経済的な心配からも解放されます。

認知症への備え

認知症とは?介護が必要になるリスク

認知症は、記憶障害や判断力の低下、理解力の衰えなどの症状が現れる病気です。症状が進行すると、着替えや食事、排せつなどの日常生活での基本的な動作さえ一人で行えなくなってしまいます。こうした状態になると、常に介護が必要になります。

我が国は世界に例を見ない速さで高齢化が進んでおり、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になる*とも言われています。2025年には認知症高齢者数が700万人を超え*、介護ニーズはさらに高まると予測されています。

 *[出典]3 高齢者の健康・福祉|平成29年版高齢社会白書(概要版) - 内閣府

介護保障でサポート

介護が必要になった場合、介護施設への入所や訪問介護サービスの利用などが考えられます。しかし、そうしたサービスを利用するには高額な費用が発生してしまうのです。例えば、介護施設への入所費用は1カ月20万円を超えることもあり、介護サービスを利用した場合も毎月10万円近くの出費が見込まれます。

生命保険の介護保障があれば、このような介護費用の補償を受けられます。介護サービスを利用した際の費用の一部または全額が給付される他、介護施設への入所費用も一定額まで補償されます。介護保障を備えることで、認知症になっても安心して介護サービスを受けられ、経済的な負担も大幅に軽減できるのです。

生命保険で備える

医療保障や介護保障の補償範囲

生命保険には、医療特約や介護特約を付帯することができます。医療特約には、入院費用や手術費用、人工透析治療費用、先進医療費用などが補償されます。例えば、1日当たりの入院費用として5万円が支給される保険もあり、定期的に受ける人工透析の費用も補償の対象となります。

一方の介護特約では、介護施設への入所費用や訪問介護サービス利用料、介護用品購入費が補償されます。介護施設入所の際には、月額10万円を上限に費用の全額または一部が給付される場合があります。在宅介護を行う場合も、訪問介護サービスの利用料が一定額まで補償を受けられます。

このように、医療保障と介護保障を組み合わせることで、病気の治療から介護が必要になった際の費用まで、幅広い範囲をカバーできます。それぞれの項目で受け取れる補償金額は異なりますが、最大で1,000万円以上の給付金を受け取れる保険もあり、しっかりと備えられます。

生命保険で安心の老後を

病気やケガ、認知症など介護が必要な状態になっても、生命保険の医療保障と介護保障があれば経済的な心配は最小限に抑えられます。保険金が支給されるため、収入が減っても良質な治療や介護を受けられるのです。

加齢とともにどんな病気にかかるかわかりません。認知症になってしまえば、残された人生の大半を介護が必要な状態で過ごさなければならないかもしれません。しかし、そうした事態に備えて生命保険に入っておけば、老後を経済的な不安なく過ごせます。高額な医療費や介護費用の心配がないので、本人も家族も安心して最期までの人生を全うできるのです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。生命保険による医療・介護保障の重要性について、理解を深めていただけたでしょうか。

私自身、両親の介護を経験する中で、事前の備えがいかに大切かを身をもって感じました。突然の出来事に慌てふためくのではなく、今のうちから少しずつ準備をしておくことで、家族みんなが安心して生活を送れるのです。

もちろん、生命保険に加入すれば全ての問題が解決するわけではありません。しかし、経済的な不安を軽減することで、大切な人との時間により集中できるようになるのです。

皆さんも、この記事を読んで、ご家族と将来について話し合ってみてはいかがでしょうか。家族みんなで協力して、明るい未来を築いていけることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの家族の幸せと健康を心よりお祈りしております。

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この記事を書いた人

memstock編集部

memStock編集部は、家族の豊かな暮らしと家計管理を応援する記事制作チームです。ライフハック・節約・投資・保険など、日常生活とお金に関する実用的な情報を、確かな専門知識と多様な視点から分析・提供しています。読者の皆様が抱える日々の悩みや将来への不安を解消し、ワンランク上の生活を実現するためのヒントが詰まった記事をお届けします。 「家族の暮らしをより豊かに」をモットーに、わかりやすく実践的なコンテンツで皆様の人生設計をサポートします。

この記事を監修した人

山田 尚貴

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、NTTPCコミュニケーションズでシステムエンジニアとして金融機関等のシステム運用などに携わる。2009年、株式会社エニドアを創業し代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスの開発・提供を行う。M&Aにより会社を売却後、上場企業のグループ会社の経営を6年行った後、株式会社modoを創業し代表取締役に就任。家族向けのサービスmemStockの開発を行う。 二級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種を保有。2児の父。

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