年賀状の受け付けは12月20日から。19日までに出すと年内に届きます

生活/暮らしmemStock編集部
年賀状の受け付けは12月20日から。19日までに出すと年内に届きます

少しずつ気温が下がってきて秋の気配を感じ始めました。11月に入ると、郵便局の窓口やコンビニのレジ横に年賀はがきが積まれます。去年と同じ感覚で「25日までに出せば元日に間に合う」と覚えている方も多いはずです。

2027(令和9)年用の年賀状は、その日付が動きました。日本郵便が2026年8月31日に発表した発行概要では、元日にお届けするための差出日の目安が12月27日(日)になっています。厳しくなったのではなく、2日うしろへずれました。

日本郵便が挙げた変更点は、日付の3か所です

発行概要のトピックス欄に並んでいるのは、販売終了日・引受開始日・差出日目安です。

項目 従前 2027(令和9)年用
引受開始日 12月15日 2026年12月20日(日)
元日にお届けするための差出日目安 12月25日 2026年12月27日(日)
販売終了日 1月10日頃 2027年1月15日(金)

「1月10日頃」は日本郵便の書き方をそのまま引いています。2026年用の実際の販売終了日は2026年1月9日(金)でしたから、6日分の延長にあたります。販売が始まるのは2026年11月2日(月)の9時からです。

理由も同じ欄にあります。販売終了日は「お客さまの遅出し傾向や年賀状の返信のニーズに合わせ」、引受開始日と差出日目安は「お客さまの遅出し傾向に合わせ」動かした、というものです。遅く出す人が増えたので、受け止める側の日付をうしろへ送った、と読めます。

締め切りがきつくなったわけではありません。発行概要には「これにより年賀状のお届けが遅れることはございません」とも書かれています。

元日に届けるなら、12月20日から27日までに出します

年賀状としての受け付けが始まるのは12月20日(日)からです。19日(土)以前にポストへ入れた年賀状は、通常郵便の標準送達日数で年内に届きます。

これは今年できた決まりではありません。前年の発行概要にも同じ文があり、対象が12月14日以前だったものが、12月19日以前へ5日分広がりました。ただし2027年用では、この一文の末尾に「ご注意ください」が加えられています。

何日で届くかは宛先によって変わります。普通扱いの郵便物は2021年10月から土曜日の配達が休止され、お届けは差出日の翌々日以降になりました。「19日に出せば何日に着く」と一律には言えません。

元日に届けたいなら、12月20日(日)から12月27日(日)までのあいだに出す。今年の年賀状は、この8日間で考えることになります。27日を過ぎた場合の目安は、日本郵便が運営する年賀状印刷サービスのサイトに出ていて、12月28日に出したものは三が日に、12月29日から1月5日に出したものは松の内に届く、という案内です。制度を定めた資料ではなく、同社のサービスサイトでの説明にあたります。

三が日については、発行概要に「三が日における年賀状のお届けは、元日および1月3日(日)です」と書かれています。1月3日は日曜ですが、年賀郵便物と普通扱いの郵便物等の配達が行われます。

値段は券種で分かれます。無地とインクジェット紙は1枚85円、寄付金付絵入りは90円で、このうち5円が寄付金になります。広告が入るものは5円安い80円です。通常はがきの料金が63円から85円になったのは、2024年10月1日でした。

なお、年賀状の日程を扱うページのなかには、2026年9月の時点でまだ前年の日付(12月15日・12月25日)を載せたままのものがあります。新しい日程は8月31日に出た発行概要に書かれていますので、日付を確かめるときは、いつ発表された資料かを併せて見ておくと安心です。

7.5億枚を刷った年に、元日に届いたのは3.6億通でした

2027年用の当初発行枚数は5億5,593万枚です。2026年用の7億4,841万枚に対して、約74.3%にあたります。

この「当初発行枚数」は、日本郵便がこれから刷る予定の枚数です。家庭が出した枚数ではありません。ひとつ前の年で並べると、差がはっきりします。

  • 当初発行枚数(2026年用): 7億4,841万枚 — 刷る予定の枚数
  • 引受物数(2025年度の「年賀」): 5億710万通 — 実際に差し出された数
  • 元日配達物数(2026年元日・速報値): 3億6,300万通 — 元日に届いた数

刷る予定から差し出しまでで2.4億枚ほど、差し出しから元日到着まででさらに1.4億通ほど減ります。元日に届いた3億6,300万通は、日本郵便の発表で一人あたり約3通と説明されています。

日程が動いた理由として日本郵便が挙げたのは「遅出し傾向」と「年賀状の返信のニーズ」で、枚数の減少ではありません。減っているのは刷る枚数と差し出される数の両方ですが、今回変わったのは、遅く出した人をどこまで元日に間に合わせるか、という線引きのほうです。

幅を知るために、古い数字も置いておきます。日本郵便のサイトで確認できる範囲では、平成21年用の最終発行枚数が41億3,684.4万枚でした。2027年用の5億5,593万枚は、その7分の1ほどにあたります。

くじの抽せんは1月25日、絵柄は羊です

お年玉賞品は、1等が現金30万円、2等が賞品カタログギフト、3等がお年玉切手シートです。抽せん日は2027年1月25日(月)、賞品の引換期間は1月26日(火)から7月26日(月)まで。当せん本数は、年賀はがきの当初発行枚数と寄付金付年賀切手の発行枚数を合わせた5億5,982万6,000枚から算出され、1等は559本です。

お年玉くじが付いた年賀はがきの発行が始まったのは、1950(昭和25)年用からです。寄付金付絵入り年賀はがきは1枚につき5円が寄付金にあたり、2026年用の年賀はがきや年賀切手に付いた寄付金は総額1億1,318万6,000円で、69団体へ配分されています。

2027年用の絵柄は羊です。無地の料額印面は冠雪した富士山と雪持ち南天で、消印部分に三日月、くじ部分に早咲き桜を置いて「雪月花」を表した意匠です。インクジェット紙は羊が羊毛フェルトを楽しんでいる様子。寄付金付絵入りの全国版には、あて名面の3か所に「ひつじ」の文字が隠れています。年賀はがきは全券種でFSC®認証紙が使われます。

やめる人にも、続ける人にも、言葉が用意されていました

発行概要の表紙には「年賀状じまいを考えている方も、今年も大切なあの人へ想いを伝えてみませんか」とあります。一方で、書き続ける人に向けた「"年賀状じまいしません"デザイン」のスタンプやテンプレートも用意されています。出すこともやめることも、発行元の想定の内側にあります。

喪中はがきの日程も同じ資料に載っています。郵便局の喪中はがき印刷カタログの受付は、2026年9月1日(火)から12月23日(水)まで。日本郵便が運営する喪中はがき印刷サービスのサイトでは、年賀状の準備が始まる前の11月下旬から12月上旬までに先方へ届くように出すのが望ましい、と案内されています。

年賀特設サイトの郵便年賀.jpは、2026年9月の時点では2027年用の準備中と表示されています。オープン予定は販売開始と同じ11月2日(月)です。

12月20日から27日までの8日間を、どう使うか

今年覚えておく数字は、12月20日と12月27日の2つだけです。その前に出せば年内に届き、その後に出すと元日を過ぎます。8日間という幅は、去年より2日ぶん広がりました。

ただ、締め切りが後ろへずれると、決める時間もそのぶん後ろへずれます。誰に出すか、今年はどうするか。家のなかでこの話が始まるのは、たいてい12月に入ってからです。家族間のコミュニケーションをテーマにしたサービスを作っていると、決めれば済むだけのことほど、誰かが切り出すまで宙に浮いたままになりやすいと感じます。

11月2日に年賀はがきが店頭に並びます。枚数を決めるより先に、去年の宛名の一覧を開いてみる。そこから投函までは、2か月近くあります。

本記事は2026年9月時点で公表されている情報によります。2027年1月の祝日等における配達については、公表され次第の確認をおすすめします。

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