子どもの見守りGPSは月528円から。AirTagは持ち主と離れて時間がたつと音が鳴ります

生活/暮らしmemStock編集部(更新: 2026年10月22日)
子どもの見守りGPSは月528円から。AirTagは持ち主と離れて時間がたつと音が鳴ります

来年の春から、子どもが一人で学童に通います。ランドセルや防犯ブザーをそろえながら、居場所が分かる道具も持たせたほうがいいのか迷い始めました。保護者会で「うちはAirTagをランドセルに入れてるよ」と聞くと、月額がかからないならそれでいいのでは、とも思えてきます。

見守りGPS、キッズケータイ、スマホの位置共有、そしてAirTag。どれも地図に子どもの居場所が出る道具に見えますが、位置が保護者のスマホに届くまでの経路が違い、その違いが料金や通知のされ方にもつながっています。2026年10月時点で公式サイトに載っている情報をもとに、順に比べていきます。

見守りの道具は、位置が届く仕組みで分かれます

ひとつめは、子どもが持つ端末が携帯電話の回線を使い、自分で位置を送る型です。見守りGPSとキッズケータイがこれにあたります。端末がGPSなどの衛星やWi-Fi、基地局の情報から位置を割り出し、回線を通して保護者のアプリへ届けます。回線を使うため、月額の通信料がかかります。

ふたつめは、子ども自身のスマホやスマートウォッチの位置を家族で共有する方法です。仕組みはひとつめと同じく端末が自分で位置を送りますが、子どもにスマホを持たせることが前提になります。

みっつめが、AirTagのような紛失防止タグです。タグ自体は携帯回線を持たず、Bluetoothで近くにあるiPhoneなどに見つけてもらい、その端末を通じて位置が持ち主に伝わります。月額がかからないのはこのためで、もともと鍵やバッグなどの持ち物を探すための製品として作られています。

主な見守りGPSを比べると

ランドセルに付けたりポケットに入れたりする専用端末は、2026年10月時点で月額528〜748円のものが中心です。端末代は5,000円台から7,000円台で、月額とは別にかかります。下の表は、各社の公式サイトで確認できた内容を並べたものです。サービス名から公式サイトに移れます。

サービス(提供) 端末代 月額 声のやり取り 電池の目安(公称) 見守れる家族
みてねみまもりGPS お知らせボタン搭載モデル(MIXI) 5,280円 528円 なし(お知らせボタンあり) 最大約2か月(省エネモード時) 人数の上限なし
みてねみまもりGPS トーク/トークPlus(MIXI) 5,680円/7,480円 748円 ボイスメッセージ(トークPlusは防犯ブザー付き) 最大約3週間(省エネモード時) 人数の上限なし
まもサーチ3(BBソフトサービス) 5,280円 528円、または年5,500円 記載なし(ボタン長押しで現在地を送信) 最長2か月(バッテリー持ち優先モード時) 最大5人
BoTトーク(ビーサイズ) 5,280円 528円(GPSプラン)/748円(GPS&トークプラン) ボイスメッセージ(GPS&トークプラン) 目安最大でGPSプラン1か月強、GPS&トークプラン2週間強 製品ページに記載なし
あんしんウォッチャーLE(KDDI) 5,680円 539円(初月無料) 記載なし(ボタンで現在地を通知) 最大2か月(平日1日約2時間の移動、土日は使わないなどの想定) 9人まで招待
みまもりGPS(ソフトバンク) 5,184円 528円(初月無料) 記載なし(側面ボタンで通知) 最大1.5か月(初期設定で平日1日2.5時間の移動、土日は使わない想定) 管理者1人+メンバー最大10人

料金はすべて税込で、2026年10月13日に各社公式サイトで確認した通常価格です(キャンペーン価格は含みません)。みまもりGPS(旧どこかなGPS)の端末代は、ソフトバンクの製品ページに表示されている販売価格です。電池の持ちは各社が示す条件のもとでの数値で、条件がそろっていないため単純には比べられません。

表の中で差が出やすいのは、声でやり取りできるかどうかと、見守れる家族の人数です。「着いた」「迎えに来て」を声で伝えたいならボイスメッセージ対応のモデル、祖父母にも居場所を見てもらいたいなら人数の上限を確認しておくと選びやすくなります。自宅や学校など、登録した場所に着いたときなどに知らせる機能は、表の5サービスとも公式サイトで案内されています。

保護者側のスマホについては、まもサーチ3とみまもりGPSが通信会社を問わないと案内しており、あんしんウォッチャーLEもau・UQ mobile以外のスマホで使えると告知されています。あんしんウォッチャー(LE)の利用にはau IDとau HOMEの申し込みが必要です。

なお、2026年3月31日でsoranomeは新規受付を終了しており(利用中の人は継続利用できます)、旧モデルのGPS BoT第2世代は販売ページで完売と表示されています。

キッズケータイやスマホの位置共有という選択肢

電話で話せることを重視するなら、キッズケータイも候補になります。各社とも位置を調べるサービスが別料金になっている点が、見守りGPSとの違いです。

ドコモのキッズケータイは、12歳以下が申し込めるキッズケータイプランが月550円で、居場所を確認する「イマドコサーチ」が見守る側の契約で月330円です。キッズケータイプランの月額は、2026年12月1日から改定されると案内されています。auのmamorino6は、小学生以下が対象のジュニアケータイプランMEが割引適用後で月660円(割引前847円)、位置検索の「安心ナビ」が月330円です。ソフトバンクのキッズフォン4は端末代29,520円で、基本プランが月748円、「位置ナビ」が月220円です。

子どもがスマホを持っている家庭なら、iPhoneのファミリー共有による位置情報の共有や、AndroidのGoogle ファミリーリンクでも居場所を確認できます。どちらも特定の場所への到着・出発を知らせる設定があります。

AirTagは持ち物を探すための道具として作られています

Appleは、AirTagを鍵やバッグなどに付けて「探す」アプリで持ち物を探す製品として紹介しています。一方で、不明なトラッカーの通知が出たときの対処法を説明するサポートページでは、次のように書いています。

これらの製品は、人の行動を監視したり、自分のものではない持ち物の場所を特定したりする目的で使うべきではありません。

これらの製品を悪用し、相手の承諾を得ずに人を追跡した場合、世界の多くの国や地域で犯罪となります。

AirTagには、不要な追跡に使われないための機能が組み込まれています。持ち主の手元から離れてしばらく経つと、AirTagは動いた時点で音を鳴らし、近くにいる人に知らせます。2026年1月に発表された新しいAirTagは、前の世代より50パーセント大きな音が出るとされています。

あわせて、AppleとGoogleが共同で作った業界仕様により、AirTagが一緒に移動している人のiPhoneや、Android 6.0以降のスマホに通知が出る仕組みがあります。子どものランドセルに入れた場合、登下校や学童で親と離れて過ごす時間は「持ち主の手元から離れた」状態にあたり得ます。音が鳴るまでの具体的な時間は、Appleの公式ページには書かれていません。

位置の更新も、周りにあるiPhoneなどがAirTagを見つけて伝えることで成り立っています。携帯回線で端末が自分から位置を送る見守りGPSとは、位置の届き方が異なります。

2025年12月から、紛失防止タグも規制の対象に

2025年12月30日から、改正ストーカー規制法により、紛失防止タグを使って相手の承諾なく位置情報を取得する行為などが規制対象に加わりました。同年12月10日に公布された改正です。GPS機器を使った同様の行為は、すでに2021年8月26日から規制対象になっていました。

警察庁の資料によると、規制されるのは、恋愛感情や好意の感情、それが満たされなかったことへの怨恨の感情を満たす目的で、相手の承諾を得ずにGPS機器や紛失防止タグで位置を取得したり、相手の持ち物に取り付けたりする行為です。車にひそかに取り付ける、取り付けた物を相手に渡す、といった例が挙げられています。AirTagが周りに音や通知で知らせる設計になっているのは、こうした悪用を防ぐためです。

見覚えのないトラッカーの通知が自分のスマホに出たときは、Appleのサポートページで対処法が案内されています。不安があるときは警察相談専用電話に相談でき、緊急の場合は警察に通報します。

家族で何を知りたいかから決める

道具を比べる前に、家族で「何が分かればいいのか」を話しておくと、候補はぐっと絞りやすくなります。いま地図で居場所を見たいのか、学童や習い事に着いたことだけ分かればいいのか、困ったときに声で連絡を取りたいのか。それによって、見守りGPSの基本モデルで足りるのか、ボイスメッセージ付きやキッズケータイが合うのかが変わってきます。

もうひとつ決めておきたいのが、日々の運用です。充電を誰が担当するか、祖父母にも見てもらうか、学校に持って行ってよいかは、選ぶ前に確かめておくと迷いが減ります。持ち込みのルールは学校によって異なるため、入学前の説明会などで聞いておくと安心です。

そして、持たせる理由を子ども本人にも話しておくこと。「どこにいるかを見張るため」ではなく「何かあったときにすぐ迎えに行けるように」と伝えておくと、ボタンを押すことや充電を頼むことも、家族の約束として受け止めてもらいやすくなります。登下校の見守りの考え方は、以前の記事でも紹介しています。

料金・仕様・受付状況は2026年10月13日時点で各社公式サイトに掲載されている内容です。変更されることがあるため、申し込み前に公式サイトでご確認ください。

出典

すべて2026年10月13日に確認。

よくある質問

見守りGPSは、月額のほかにお金がかかりますか?
端末代が別にかかり、表のサービスでは5,000円台から7,000円台です。まもサーチ3は事務手数料や解約金がかからないと案内しており、みまもりGPSは契約期間の縛りがなく解約手数料も不要としています。そのほかのサービスの手数料は、各社の公式サイトでご確認ください。
AirTagを子どものランドセルに入れると、どうなりますか?
Appleによると、AirTagは持ち主の手元から離れてしばらく経つと、動いた時点で音を鳴らします。また、AirTagが一緒に移動している人のiPhoneやAndroidスマホに通知が出る仕組みがあります。音が鳴るまでの時間は公式ページに書かれていません。
祖父母も一緒に居場所を見られますか?
表のサービスでは、みてねみまもりGPSは見守る人の人数に上限がなく、まもサーチ3は最大5人、あんしんウォッチャーLEは家族9人まで招待でき、みまもりGPSは管理者1人とメンバー最大10人です。BoTトークは製品ページに人数の記載がありませんでした。
保護者のスマホの通信会社は関係ありますか?
まもサーチ3、みまもりGPS、みてねみまもりGPSは、保護者のスマホの通信会社を問わないと案内しています。あんしんウォッチャーLEも、au・UQ mobile以外のスマホで使えると告知されています。
ストーカー規制法で規制されているのは、どんな行為ですか?
警察庁の資料では、恋愛感情や好意の感情、それが満たされなかったことへの怨恨の感情を満たす目的で、相手の承諾を得ずにGPS機器や紛失防止タグで位置を取得したり、相手の持ち物に取り付けたりする行為が挙げられています。GPS機器は2021年8月26日から、紛失防止タグは2025年12月30日から対象です。
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