子どもがSwitch 2を欲しがったら

介護・親memStock編集部(更新: 2026年10月22日)
子どもがSwitch 2を欲しがったら

「友だちがSwitch 2を持っている」「誕生日に欲しい」。子どもにそう言われて、値段を調べるところから始める家庭は多いはずです。買うかどうかを決める前に、誰がいくら出すのか、1日に何時間遊ぶのか、ゲームの中でお金を使うときはどうするのかを親子で決めておくと、買ったあとの言い争いを減らせます。

この記事では、任天堂の公式発表で発売日と価格を確かめたうえで、こども家庭庁の「青少年のインターネット利用環境実態調査」、金融広報中央委員会(現在は金融経済教育推進機構〔J-FLEC〕がその活動を引き継いでいます)の「子どものくらしとお金に関する調査」、国民生活センターと消費者庁の注意喚起をもとに、話し合っておきたいことを順に整理します。

Switch 2の発売日と、2026年10月時点の値段

Nintendo Switch 2は2025年6月5日に発売されました。発売時の「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)」のメーカー希望小売価格は49,980円(税込)でした。発売前は抽選販売が話題になりましたが、それは発売当初の事情です。

その後、任天堂は2026年5月8日に価格の変更を発表し、2026年5月25日から日本語・国内専用の本体は59,980円(税込)になりました。日本語以外の言語でも遊べる「多言語対応」の本体は69,980円(税込)のままで、任天堂の直営ストアだけで販売しています。

本体 発売時 2026年5月25日以降
Nintendo Switch 2(日本語・国内専用) 49,980円 59,980円
Nintendo Switch 2(多言語対応) 69,980円 69,980円(変更なし)

同じ発表で、前の世代のNintendo Switch本体も値上げされ、Nintendo Switch Liteは21,978円から29,980円になりました(いずれも税込のメーカー希望小売価格)。店頭の販売価格は店ごとに異なるため、買う前に販売店で確かめます。

国内専用の本体は、発売時より1万円高くなっています(59,980円−49,980円)。本体だけを買う場合、遊ぶソフトは別に買います。本体の値段だけでなく、ソフトや周辺機器を含めた総額で考えると、次に話すお金の出し方を決めやすくなります。

誰がいくら出すかを決める

高い買い物ほど、「誕生日やクリスマスのプレゼントにする」「お年玉やおこづかいから一部を出す」「家族のものとして買う」のどれにするかで、子どもの受け止め方が変わります。子どもが一部を負担する場合は、貯まるまでの期間を一緒に計算してみると、値段の重みが具体的になります。

たとえば、本体の59,980円のうち子どもが2万円を出すと決めた場合、毎月のおこづかいから2,000円ずつ貯めれば10か月かかります。お年玉から出すなら、残りのお年玉で1年をどうやりくりするかも話題にできます。

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」では、小学生の低学年・中学年のおこづかいの使い方で、「ゲームソフトやおもちゃ類」(低学年では「おもちゃなど」)と「ゲームをする」が上位に入っていました。おこづかいが足りなくなったときの対応は、小学生では「買いたいものを、がまんする」が最も多く、5〜6割でした。また中学生・高校生では、「お金はもらっているが、貯めていない」と答えた子どもほど、「『欲しい』と思ったものは、すぐに買ってしまう」割合が高いという結果も出ています。

調査は2015年度のもので、スマートフォンやキャッシュレス決済が広がった今とは事情が違う部分があります。それでも、欲しい物のために貯める、足りなければ待つという経験は、ゲーム機のような値段の大きい物を前にすると話しやすくなります。

遊ぶ時間のルールは、買う前に決める

こども家庭庁の「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、インターネットを利用している小学生(10歳以上)の平日1日あたりの平均利用時間は約3時間54分でした。ゲーム機を含むすべての機器の合計で、利用内容では動画視聴(88.8%)とゲーム(85.5%)が上位です。

家庭のルールについては、学校種が上がるにつれて「ルールを決めていない」との回答が増え、子どもと保護者の間で「ルールがあるかどうか」の認識の差も広がる傾向にあると報告されています。こどもがスマートフォンを使う青少年の保護者が実施している取組では、「利用してもよい時間や場所を決めて使わせている」が38.4%でした。買う前に「平日は何分」「何時以降は遊ばない」「宿題のあと」などを決めておくと、あとから決めるより受け入れられやすくなります。

ゲーム機側の機能でルールを支えることもできます。任天堂は保護者向けのスマートフォンアプリ『Nintendo みまもり Switch』で、1日に遊べる時間を設定でき、曜日ごとに異なる時間も設定できると案内しています。この時間の設定は、同じ本体で遊ぶすべての人に有効になります。任天堂自身も、まずゲームを遊ぶ時間などのルールを子どもと決め、そのうえで必要な制限を設定するよう勧めています。強制的に中断する機能は、家庭のルールを守るための補助的な機能という位置づけです。

課金と購入の取り決め

ゲーム機を買ったあとに起こりやすいのが、ゲームの中での購入です。国民生活センターによると、オンラインゲームに関する相談件数は2023年度が8,473件、2024年度が7,191件、2025年度が6,234件でした。2024年3月の注意喚起では、契約当事者が小学生・中学生・高校生のオンラインゲームに関する2022年度の相談件数は4,024件で、契約購入金額の平均は約33万円と高額だったとしています。

国民生活センターと消費者庁が保護者に勧めている対策は、次のようなものです。

対策 内容
アカウントを分ける 保護者のアカウントにログインしたまま子どもに渡さない。子ども専用のアカウントを作り、ペアレンタルコントロールで管理する
決済に承認をかける パスワードや指紋認証などを設定し、子どもが類推できないパスワードにする
クレジットカードの管理 保管場所に注意し、子どもの端末に入力したカード情報は削除する
明細を見る 決済完了メールや明細を日頃から確認する
親子のルール 「プリペイド式のカードを利用する」「必ず保護者に相談する」といったルールを一緒に決める

Switch 2では、ゲーム機内のオンラインストアでの購入をパスワードで制限でき、任天堂は「何か購入したいときには相談する」などのルールを話し合ったうえで設定するよう案内しています。

民法では、未成年者が保護者の同意なく契約した場合は取り消すことができます。成年年齢は2022年4月1日から18歳です。ただし国民生活センターは、子どもが保護者のアカウントでログインした端末で課金した場合、アカウントの所有者である保護者が決済をしたとみなされる場合もあると注意しています。困ったときは、消費者ホットラインで最寄りの消費生活センターなどに相談できます。

手に入れるまでの過程を親子で調べる

人気の商品がすぐに手に入らないときは、手に入れるまでの過程を子どもに任せる方法もあります。値段がいくらか、どこで売っているか、公式の情報はどこに載っているかを子どもが調べ、申し込みや支払いは保護者がする、という分担です。

調べる途中で、定価より高い値段の出品や、発売前の品物を売る出品を見かけることもあります。なぜ定価より高いのか、誰から買うのが安心なのかを話すことは、ネットで物を買うときの判断の練習になります。任天堂の価格は、任天堂のホームページのニュースリリースや商品ページで確かめられます。

ゲームの中でお金を使うしくみは、ゲームによって違います。買い切り型とアイテム課金型の違いは、別の記事で詳しく説明しています。

出典

よくある質問

Switch 2の値段は今いくらですか?
2026年10月時点のメーカー希望小売価格は、日本語・国内専用の本体が59,980円(税込)、多言語対応の本体が69,980円(税込)です。国内専用の本体は2026年5月25日に49,980円から変更されました。店頭の価格は販売店によって異なります。
子どものゲーム時間は1日何時間が目安ですか?
国の調査や任天堂の案内に、ゲーム時間の一律の目安は示されていません。任天堂は「ゲームを遊ぶのは1日〇時間」などのルールを家庭で決め、必要に応じて見直すよう案内しています。こども家庭庁の調査では、小学生(10歳以上)のインターネットの平均利用時間は平日1日あたり約3時間54分でした。
子どもが勝手に課金したら、取り消せますか?
民法では、未成年者(18歳未満)が保護者の同意なく結んだ契約は取り消すことができます。ただし、保護者のアカウントでログインした端末から課金した場合は、保護者が決済をしたとみなされる場合もあります。消費者ホットラインで、最寄りの消費生活センターに相談できます。
ゲーム機の購入制限は、どこで設定しますか?
任天堂の案内では、ゲーム機内のオンラインストアでの「購入」や、オンラインストアへの「アクセス」をパスワードで制限できます。パスワードは子どもに知られないようにし、クレジットカードは子どもの手の届かない場所で管理するよう求めています。
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この記事を書いた人

memStock編集部

memStock編集部は、家族の豊かな暮らしと家計管理を応援する記事制作チームです。ライフハック・節約・投資・保険など、日常生活とお金に関する実用的な情報を、確かな専門知識と多様な視点から分析・提供しています。読者の皆様が抱える日々の悩みや将来への不安を解消し、ワンランク上の生活を実現するためのヒントが詰まった記事をお届けします。 「家族の暮らしをより豊かに」をモットーに、わかりやすく実践的なコンテンツで皆様の人生設計をサポートします。

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この記事を監修した人

山田 尚貴

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、NTTPCコミュニケーションズでシステムエンジニアとして金融機関等のシステム運用などに携わる。2009年、株式会社エニドアを創業し代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスの開発・提供を行う。M&Aにより会社を売却後、上場企業のグループ会社の経営を6年行った後、株式会社modoを創業し代表取締役に就任。家族向けのサービスmemStockの開発を行う。 二級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種を保有。2児の父。

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