帰省の手土産、予算より日持ちで選びます

祖父母・帰省・三世代memStock編集部
帰省の手土産、予算より日持ちで選びます

年末の帰省を前に、手土産の予算を去年と同じにするか、義実家の分だけ少し上げるかで、夫婦の意見が分かれています。

帰省の手土産は額より先に、日持ちで候補を絞ると決めやすくなります。クロス・マーケティングが2025年12月に行った調査では、手土産選びで重視する要素の1位が「日持ちがして保存がしやすいこと」27.8%で、2位の「価格帯」24.4%を上回りました。予算は「昨年並みの予定」が75.9%。量は人数と滞在日数、種類は日持ちで決めておけば、毎年の迷いが減ります。

帰省の手土産、予算はいくらが多い?

2026年10月時点で確認できた範囲では、ぐるなびの2026年夏の調査で最も多かった予算の区分が「~2,000円」でした。ただし会員を対象にした夏の調査で、年末年始の帰省にそのまま当てはめられる相場ではありません。

ぐるなびの調査は2026年8月4日に公表され、回答者は20~60代のぐるなび会員1,497人です。各区分が何割だったかは、発表の本文からは確かめられていません。「~2,000円」が最多だった、というところまでが確かな情報です。

クロス・マーケティングの調査は2025年12月12~14日に行われました。年末年始に帰省する予定がある人は21.1%。その帰省予定の人に予算の変化を聞くと、75.9%が「昨年並みの予定」と答えています。これは金額ではなく、前年から増やすか減らすかの回答です。

クロス・マーケティング ぐるなび
調査時期 2025年12月12~14日 2026年夏(公表は2026年8月4日)
対象 今回は確認していない 20~60代のぐるなび会員1,497人
想定している帰省 2025年の年末年始 2026年の夏
予算について分かること 「昨年並みの予定」75.9%(前年からの増減) 最多の区分は「~2,000円」(割合は未確認)
重視点の1位 日持ちがして保存がしやすいこと(27.8%) 今回は確認していない

時期も対象も聞き方も違うので、2つを合わせて「帰省の手土産の相場は○円」とまとめることはできません。予算の額を決める材料としては、自分の家の去年の額がいちばん近い数字になります。

選ぶときに一番重視されているのは?

日持ちです。クロス・マーケティングの調査で手土産を選ぶときに重視する要素を聞くと、上位は次のとおりでした。

順位 重視する要素 割合
1位 日持ちがして保存がしやすいこと 27.8%
2位 価格帯 24.4%
3位 相手の好きなもの 未確認
4位 自分でも食べてみたいと思っていたもの 未確認

価格帯は2位で、日持ちを選んだ人のほうが多い結果でした。3位と4位は項目の順番だけを確かめており、割合は確認できていません。

設問の文言は「日持ちがして保存がしやすいこと」で、常温かどうかには触れていません。冷蔵や冷凍の品でも、実家の冷蔵庫に入るか、滞在中に食べ切れるかで考えれば候補に残ります。焼き菓子のように常温で長く持つものだけに絞る必要はありません。

同じ調査で手土産の悩みの1位は「何を買えばよいか分からない、思い浮かばない」でした。予算の額より、品物を思いつけないことで迷っている人が多いことになります。

ぐるなびの2026年の調査では、物価高の影響を聞いた設問で「予算は変わらないが、よりコスパ・見栄えの良いものを厳選する」も「ほぼ同率」と発表されています。額を上げずに中身の選び方で調整している人が一定数いるとみられます。

旅行先で家族に買うお土産の選び方は、別の記事でまとめています。

実家と義実家で額を変えるべき?

変えるべきだと言える根拠は、今回確認した2025年と2026年の調査の範囲では見当たりませんでした。公表された結果を今回見た範囲では、クロス・マーケティングもぐるなびも実家と義実家を分けた予算を示していませんでした。

額に差をつけると、翌年からも両家の額を比べることになりがちです。相手に合わせて変えるなら額ではなく品物の種類で、重視点3位の「相手の好きなもの」とも合います。

項目 実家 義実家 決め方の根拠
予算の額 前年の額を参考に 前年の額を参考に 相手別の予算を示した調査結果はない。予算は「昨年並み」が75.9%
量 そろう人数×滞在日数 そろう人数×滞在日数 家族の人数と日程で決まる
種類 自分の親の好み 配偶者に義両親の好みを聞く 重視点3位「相手の好きなもの」
日持ち 滞在中に食べ切れる期限 滞在中に食べ切れる期限 重視点1位「日持ちがして保存がしやすいこと」27.8%

義両親の好みは配偶者に聞くのが早道です。甘いものを控えている、同じ菓子が毎年親戚から届く、といった事情は外から見ても分かりません。

手土産と滞在費は別の話?

別の話として決めたほうが迷いません。今回確認した2つの調査の発表の範囲では、滞在中の食費や現金を包むかどうかを扱った結果は見当たりませんでした。

交通費がかさむ年や滞在が長い年に、「手土産を高くして滞在費の代わりにする」と考えると、手土産の額が毎年揺れます。前年並みを予定した人が75.9%だったことを一つの参考に手土産の額を決め、食費や現金のことは夫婦で別に話しておくと、品物選びと費用の相談が混ざりません。

現金を包むかどうかに、どの家にも当てはまる正解はありません。親の考え方や地域の習慣で変わるため、自分の親には自分から、義両親には配偶者から、それとなく確かめるほうが行き違いが起きにくくなります。

帰省費用を誰がどう負担しているかは、こちらの記事で整理しています。

毎年悩まないためにはどう決める?

額は前年と同じ、量は人数と滞在日数、種類は日持ちと相手の好み。この決め方を家族で固定しておくと、翌年は品物を選ぶだけになります。

量は、実家でそろう人数に滞在日数を掛けて見当をつけます。たとえば祖父母2人と自分たち4人で3泊し、毎日1回お茶の時間に1人1個ずつ食べると仮定すると、6人×3日で個包装18個という計算です。親戚が集まる日があるなら、その日の人数を足します。

種類は箱の賞味期限から絞ります。到着日から帰る日まで持つかを先に見て、そのうえで相手の好きなものを選びます。冷蔵や冷凍の品を選ぶなら、実家の冷蔵庫や冷凍庫に空きがあるかも確かめておきます。

帰省したときに実家の冷蔵庫や郵便物で何を見ておくとよいかは、こちらの記事にあります。

悩みの1位が「何を買えばよいか分からない、思い浮かばない」だったことを考えると、去年何をどこに持って行き、どれが残ったかを書き留めておくと翌年の候補探しが早くなります。

帰省のついでに実家の片付けを話題にしたいときは、最初の帰省で何を聞くかをまとめた記事が役に立ちます。

年末の帰省に向けては、去年持って行った品と、今年実家にそろう人数と泊数を書き出すところから始められます。その数字が決まれば、売り場で確かめることは箱の賞味期限だけになります。

出典

すべて2026-10-25に確認。

よくある質問

義実家への初めての帰省、1,000円以下の手土産は失礼?
額だけで失礼かどうかを判断できる調査はありません。ぐるなびの2026年夏の会員調査では、予算で最も多い区分が「~2,000円」でした。額より、そろう人数に足りる量か、相手の好みに合っているかを先に確かめます。
実家や義実家へ訪問する時、毎回手土産は必要?
今回確認した2つの調査には、訪問の頻度ごとに手土産の有無を聞いた結果は見当たりませんでした。頻繁に行く家では、毎回は持たずに年末やお盆だけにするなど、配偶者と相手の家の考え方に合わせて決めておくと迷いが減ります。
お中元やお歳暮を送った先に帰省するときも手土産は持って行く?
今回確認した2つの調査には、この場合を直接聞いた結果は見当たりませんでした。持って行くなら、送った品と種類が重ならず、滞在中に食べ切れる量のものにすると扱いやすくなります。
義実家にはお金を包むべき?手土産だけでいい?
今回確認した2つの調査には、どちらが正しいかを示す結果は見当たりませんでした。手土産と滞在費・現金は別の話として夫婦で先に方針を決め、必要なら配偶者から義両親に確かめてもらいます。

「祖父母・帰省・三世代」の記事をまとめて読む →

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