子どもの年中行事、法律で決まる日と目安

5月5日のこどもの日は、子どもの年中行事のうち法律が日付を定めている祝日です。節分やひな祭りは慣習で日付が決まっていて、お宮参りやお食い初め、七五三は「生後○日」「○歳」の目安に幅があります。2027年の節分は2月3日です。
法律で5月5日と定められている、こどもの日
2026年10月時点で、子どもが主役の行事のうち5月5日のこどもの日は、法律で日付が定められた祝日です。国民の祝日に関する法律がこの日を祝日とし、2027年も5月5日です。
内閣府の「国民の祝日について」には、こどもの日の趣旨が「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と書かれています。
こどもの日のほかに、法律で日付が決まる子どもの行事が無いかどうかは確かめきれていません。「子どもの行事」は法令上の分類ではなく、ほかに該当する行事が一つもないと示す一次資料は、今回の調べでは見つかりませんでした。
日付で決まる行事:節分・ひな祭り・端午の節句
3月3日のひな祭りと5月5日の端午の節句は毎年同じ日付です。節分は「立春の前日」と決まっていて、日付そのものは年によって動きます。
国立天文台暦計算室の暦要項は、節分を立春の前日を表す日としています。2026年2月に公表された令和9年(2027年)の暦要項では、立春が2月4日、節分が2月3日でした。節分を毎年2月3日と覚えていると、ずれる年に予定を外します。翌年以降の分は、その年の暦要項で立春の日を確かめてから書き込みます。
豆まきでは小さい子が豆を口に入れる場面に注意します。消費者庁は節分前の注意喚起で、硬い豆やナッツ類について「大変危険なので、5歳以下の子どもには食べさせないでください」と呼びかけました。小さく砕いても気管に入るおそれがあると説明しているので、5歳以下の子がいる家では、まいた豆を拾って食べない段取りまで決めておきます。
ひな祭りと端午の節句は、生まれて初めて迎える節句(初節句)としても祝われます。明治の育児情報ページは「女児は3月3日の桃の節句、男児は5月5日の端午の節句です」と説明しています。5月5日は、祝日のこどもの日と慣習の端午の節句が同じ日に重なる日です。
時期に幅がある行事:お宮参り・お食い初め・七五三
赤ちゃんの行事は誕生日から数えた日数、七五三は子どもの年齢が目安です。どれも1日に固定されてはいません。
明治の育児情報ページ「赤ちゃん歳時記リスト」によると、お七夜は生まれた日から7日目に行うお祝いです。お宮参りは「一般的には、男児が生後31日目、女児は32日目ごろといいますが、地方によっても違います」とあります。お食い初めは箸揃え、箸祝い、箸初めとも呼ばれ、生後100〜120日目に行う慶事と説明されています。
お宮参りの日数は地域で違うため、31日目や32日目ちょうどに合わせなくても差し支えありません。家族の体調や天気を見て、近い休日に動かす選び方もできます。
七五三について、神社本庁は3歳の「髪置」、5歳の「袴着」、7歳の「帯解」という古くからの風習に由来するといわれる、と紹介しています。時期は「11月15日前後の休日、神社の社頭は晴れ着姿で七五三を祝うたくさんの親子連れで賑います」という書き方で、11月15日当日に限っていません。国立国会図書館のレファレンス協同データベースの事例では、原型の成立は江戸時代、一般への広まりは明治期以降といわれます。
2027年に祝う場合の生まれ年は、ベストカレンダーの早見表で次のとおりです。
| 2027年の七五三 | 満年齢で祝う場合 | 数え年で祝う場合 |
|---|---|---|
| 3歳 | 2024年生まれ | 2025年生まれ |
| 5歳(男の子) | 2022年生まれ | 2023年生まれ |
| 7歳(女の子) | 2020年生まれ | 2021年生まれ |
表は年単位の目安です。満年齢で祝う場合、参拝日が誕生日より前か後かで、その日の年齢は1歳変わります。明治のページは「現在は数え年でも満年齢でもどちらでもいいようになっています」と説明しており、神社本庁のページには年齢の数え方の指定が見当たりません。
数え年と満年齢のどちらにするか、早生まれやきょうだいがいる場合の考え方は、同じ時期に公開した記事で掘り下げています。
1月から12月の早見表:いつ・何をする・お金はどこに
1年分を並べると、日付が決まっている行事は2月・3月・5月・11月に集まり、赤ちゃんの行事は誕生日から数える別の段になります。表の費用の項目は編集部が行事の中身から挙げた目安で、公的な資料に基づくものではありません。
| 月・時期 | 行事 | 対象 | 日付の決まり方 | 主にかかる費用の項目 |
|---|---|---|---|---|
| 2月 | 節分(2027年は2月3日) | 家族みんな | 立春の前日(年で動く) | 豆、食事 |
| 3月 | ひな祭り、女の子の初節句(3月3日) | 女の子 | 慣習で毎年同じ日 | 人形、食事、写真 |
| 5月 | こどもの日(5月5日) | 子ども | 法律で決まる祝日 | 外出、食事 |
| 5月 | 端午の節句、男の子の初節句(5月5日) | 男の子 | 慣習で毎年同じ日 | 人形、食事、写真 |
| 11月 | 七五三(11月15日前後の休日) | 3歳、5歳の男の子、7歳の女の子 | 年齢の目安 | 初穂料、衣装、写真、食事 |
| 生後7日目 | お七夜 | 赤ちゃん | 生後日数の目安 | 食事 |
| 生後31〜32日目ごろ | お宮参り | 赤ちゃん | 生後日数の目安(地域で違う) | 初穂料、衣装、写真 |
| 生後100〜120日目 | お食い初め | 赤ちゃん | 生後日数の目安 | 食事、食器 |
表にない月には、入園や入学の準備、夏の帰省、クリスマスなど、家庭ごとの予定を書き足せます。
相場の金額は載せていません。初穂料も食事も、全国共通の相場として使える公的な資料が見当たらなかったためです。
2027年の予定に落とすときの順番
日付が動かない行事を先に書き込み、次に誕生日から数える行事を入れます。最後に七五三から写真や年賀状の段取りへつなぎます。
最初に、2月3日の節分、3月3日のひな祭り、5月5日のこどもの日と端午の節句を家族のカレンダーに入れます。
次に、赤ちゃんが生まれる予定や生まれたばかりの子がいれば、誕生日からお七夜、お宮参り、お食い初めの日を数えます。お宮参りとお食い初めは幅のある目安なので、範囲の中で休日を探します。初節句と近い月になったら、お祝いを分けるか一度にするかを家族で話しておくと動きやすくなります。
七五三は、生まれ年の表で対象かどうかを確かめてから、11月15日前後の休日を候補にします。写真を年賀状に使うなら、年賀状を作る時期から逆算して撮影日を置きます。投函の期限は、こちらの記事で日付ごとに整理しています。
秋から冬にかけては、子どもの予防接種の予定もこのカレンダーに加わります。インフルエンザの予防接種をいつ受けるかは、こちらの記事が判断の材料になります。
12月のクリスマスを前に、子どもがサンタクロースを信じる年齢を調べた国内の調査も、同じ時期の記事で読み比べています。
2027年のカレンダーが手元に届いたら、2月3日の欄に節分と書き、5歳以下の子がいる家ならその横に、豆をまいたあと誰が拾い集めるかを書き添えておけます。
出典
すべて2026-10-13に確認。
- 国民の祝日について(内閣府・2026〜2027年分) https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
- 暦要項(国立天文台暦計算室・2027年分) https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/
- 令和9年(2027)暦要項 二十四節気および雑節(国立天文台暦計算室・2026年2月2日) https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou272.html
- Vol.540 もうすぐ節分。硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!(消費者庁・2021年1月28日) https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20210128/
- 赤ちゃん歳時記リスト(明治ほほえみクラブ・日付記載なし) https://www.meiji.co.jp/baby/club/category/study/infant_record/st_infant_record154.html
- 七五三(神社本庁・日付記載なし) https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/shichigosan/
- 七五三の起源について知りたい。(国立国会図書館レファレンス協同データベース・2008年2月10日) https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?page=ref_view&id=1000076688
- 2027年の七五三は何年生まれが対象?(ベストカレンダー・2027年分) https://bestcalendar.jp/tools/shichigosan/2027
- 4月1日生まれの児童生徒の学年について(文部科学省・日付記載なし) https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shugaku/detail/1422233.htm
よくある質問
- 七五三は何月から何月までにやればいい?
- 何月から何月までと期間を区切った公的な資料は、今回確認できませんでした。神社本庁は、11月15日前後の休日に七五三を祝う親子連れで神社がにぎわうと紹介しており、11月15日当日に限っていません。家族の予定に合わせて、その前後の休日を選ぶ形が目安になります。
- 七五三のお参りはいつ行く?
- 11月15日前後の休日が目安です。神社本庁のページが、この時期に晴れ着姿の親子連れが参拝する様子を紹介しています。お参りをするかどうかも家庭で決めることです。
- 早生まれの場合はどう考える?
- 明治の育児情報ページは、七五三を数え年でも満年齢でもどちらで祝ってもよいと説明しています。早生まれの場合も、どちらにするかは一律には決められません。学年は4月2日生まれから翌年4月1日生まれまでで区切られるため、同じ学年でも生まれ年が分かれます。4月1日生まれの子も前の学年に入ります。生まれ年の早見表で満年齢と数え年の両方を確かめてから決めます。
memStock編集部は、家族の豊かな暮らしと家計管理を応援する記事制作チームです。ライフハック・節約・投資・保険など、日常生活とお金に関する実用的な情報を、確かな専門知識と多様な視点から分析・提供しています。読者の皆様が抱える日々の悩みや将来への不安を解消し、ワンランク上の生活を実現するためのヒントが詰まった記事をお届けします。 「家族の暮らしをより豊かに」をモットーに、わかりやすく実践的なコンテンツで皆様の人生設計をサポートします。
関連記事
年中行事・お祝い祖父母全額が約6割、雛人形は誰が買う?
雛人形は母方の実家が贈るのが慣習だと日本人形協会は説明しています。2025年のいこーよ調査(会員325人)では祖父母が全額負担した家庭が57.66%で、母方か父方かの内訳は示されていません。
年中行事・お祝い七五三、数え年と満年齢どっちで祝う?
数え年でも満年齢でも、七五三はどちらを選んでもかまいません。神社本庁の七五三ページには年齢の数え方の指定がなく、2026年と2027年に対象となる生まれ年を早見表にまとめました。
年中行事・お祝いサンタは何歳まで?小3で信じる子が急減
親が答えた調査では12〜14歳の子を「信じている」とみる親が48.5%と半数を下回り、子ども本人への聞き取りでは小3で信じる子が急に減っています。気づくきっかけで最も多いのは友だち・学校です。