マイカーは家族に必要?子育て世代が考える車との付き合い方

より良い家族の暮らしを考えるmemstock編集部(更新: 2026年3月25日
マイカーは家族に必要?子育て世代が考える車との付き合い方
*このポッドキャストは、生成AIを活用して制作しています。内容は十分配慮のうえお届けしていますが、正確性についてはご自身でもご確認のうえ、参考情報としてお役立てください。

子育て世代にとって、マイカーの所有は悩ましい選択肢のひとつです。小さなお子さんを連れての電車移動の大変さ、買い物や保育園の送迎、病院への通院など、車があれば便利な場面は多くあります。一方で、駐車場の確保や維持費など経済的な負担も無視できません。都市部と郊外では事情も大きく異なり、カーシェアなどの新たな選択肢も増えてきています。今回は、子育て世代の車事情や、変化する移動手段の選択肢について考えていきます。

ゴールデンウィークの渋滞、家族連れは車持ちが多い?

山田:より良い家族の暮らしを考える、memStock podcast。こんにちは。4人家族の山田です。

小林:こんにちは。一人家族の小林です。今回は、「家族に車は必要か」というテーマで、より良い家族の暮らしについて考えていきます。

山田:ゴールデンウィーク真っ盛りということですけれども。

小林:そうですね。配信予定日は4月30日です。

山田:ゴールデンウィークや年末年始、お盆などには渋滞のニュースをよく目にしますよね。そのような時いつも思うのですが、家族連れの方は車を所有している方が多いようで、帰省なども車で移動する方が多いのだろうなと感じています。そこで今回は、実際に車が家族にとって良いものなのか、必要なのかどうかという点を、一人暮らしの小林さんと議論していければと考えています。

私はどちらかというと必要派なのですが、いろいろな方から「いや、いらないでしょう」という意見も聞くので、それが実際どうなのかという点を、メリット・デメリットなども含めて議論できればと思っています。

ベビーカーで電車、やっぱり大変だった!

山田:実際に私が車を使い始めたのは、子どもが生まれてからです。東京で一人暮らしをしていた頃は、やはり車は不要だと考えており、所有していませんでした。しかし、子どもが生まれてからは移動がかなり面倒になりました。

例えばベビーカーですが(ベビーカー自体を車(カー)と言っているわけではありませんが)、ベビーカーを持って電車に乗ることについては、SNSなどで「畳んで乗るべきだ」といった厳しい意見を見かけることがありますよね。そのような意見を感情的に述べている方を見かけることがあります。

小林:それは混雑している時の話ですよね。

山田:ええ、そうです。最近では、電車にもよりますが、車椅子スペースにベビーカーもOKという表示を見かけるようになりました。

小林:そのような表記もあるのですね。

山田:書いてありますよね。以前は基本的に車椅子用でしたが、ベビーカーも開いたまま乗車可能となっています。しかし、実際に混雑していると、そのスペースでも周囲から好ましくない視線を感じることがあると、ベビーカーを押している時に感じていました。それならば、車にベビーカーを積んで移動する方が楽だと考え、車を使い始めたのです。

小林:そういう理由なのですか。ご家族がいらっしゃるなら、そのような事情とは関係なく、普通に車があった方が良いのではないかと思うのですが。

山田:そうですか。まあ、行動範囲が広がるという点はありますけれどもね。

小林:行動範囲というよりは、いつでもどこへでも行けるという利点があるのではないでしょうか。電車などの公共交通機関は、乗車場所と降車場所が限られていますし、時間帯も制約があります。それが車であれば、いつでも自由に出かけたり、行ったり来たりできますよね。

山田:そうですね。ちょっとした買い物などにも便利ですよね。

小林:ええ、買い物もそうですし、病院へ行く際など、様々な場面で役立つと思います。そういった点で「必要だ」という意見が最初に来るのかと思いましたが、電車の事情がきっかけだったのですね。

山田:電車ですね。

保育園まで電車通園、かなりキツかった…

山田:特に、最初に住んでいたマンションが駅前だったのですが、保育園は別の駅にあったのです。そのため、毎日保育園へ行くのに電車に乗らなければならず、ベビーカーを持って毎日電車を利用していました。しかし、かなり混雑していて、それこそベビーカーを右手に、子どもを左手に抱えるような状態で、非常に大変でした。その状況が半年ほど続いた後、車で送るようになったのですが、快適性が全く異なり、それ以来車を使うようになりました。

小林:保育園への通園で電車を利用するというのは、あまり聞かないですね。車や自転車というのは見聞きしますが。

山田:都心部ですと、そもそも保育園に駐車場がない、あるいは併設されていないケースがあり、コインパーキングを利用することになります。しかし、コインパーキングを利用すると毎日コストがかかりますよね。最低料金も、例えば地方に行けば1時間100円という場所もありますが(現在は1時間100円という場所は少ないかもしれませんが)、こちらでは最低でも200円や300円はかかるため、毎日のこととなると、やはりコストが高いと感じてしまいます。

小林:路上駐車をしている親御さんなどはいるのでしょうか?

山田:いますね。しかし、それは保育園側にもかなり迷惑がかかってしまい、保育園から「車での送迎はお控えください」といった通達が来ることもあります。そうなると、他の人にも迷惑がかかることになります。皆が車で送迎を始めると、渋滞が発生してしまいますよね。実際、保育園によっては前の道に路上駐車が多く、それが原因で渋滞が起きているのを見かけることもあります。それはあまり好ましい状況ではないと思います。ただ、コインパーキングにしても、地方、例えば神奈川や埼玉などへ行けば駐車場がある保育園も結構ありますが、都内ではそのあたりがやはり難しいですよね。

「地方」と「郊外」、今回の定義はこう!

小林:今後、「地方」という言葉が多く出てくるかもしれないので、ここで定義しておきたいのですが、おそらく埼玉などは地方ではなく、郊外にあたると思います。

山田:郊外ですね。なるほど。

小林:「地方」と言ってしまうと、話に齟齬が生まれることが結構ありますので。

山田:少し話が逸れますが、では大宮は郊外になるのでしょうか?

小林:郊外だと思います。都市、あるいは市街地としての機能を持っているレベルの地域を「地方」と表現すると、そこに住んでいる方からすれば「いや、地方ではない」と感じることもあるでしょうから。どちらかというと、イメージとしては田舎のような場所を「地方」と呼ぶ方が、比較的認識が合いやすいかと思います。

山田:なるほど。県や市といった区分ではないのですね。

小林:県や市というよりは、市街地エリアに住んでいるのであれば、地方ではないのではないかと考えています。

山田:なるほど。大変失礼いたしました。

小林:いえ、失礼というわけではなく、今日のこの話ではそのような定義で進めたいということです。どこに住んでいるかによって、このテーマはかなり変わってくると思うので、非常に話しにくいテーマだなと思いましたが、山田さんがこのテーマを選ばれたので。

山田:定義ですね。確かに。郊外へ行くと、やはり駐車場があったりしますよね。

車いらない派の意見、やっぱりコストが…

山田:まずは都市部を前提としてお話ししますが、以前、都市部在住の方と「車は不要だ」「いや、必要だ」という議論になったことがあります。その際、不要だと主張する方の多くが、やはりコストがかかる点を挙げていました。先ほどの駐車場の話もそうですが、実際に私もコストが高いと感じているので、その意見はよく理解できます。特に都心部では駐車場代が高いですよね。普通に2万円、3万円はかかります。

それから税金や保険料。これらは郊外や地方、他の県へ行っても同様にかかってきます。あとは燃費ですね。最近はガソリン代が非常に高騰していて、数年前に比べて1.5倍くらいになっているため、気軽に給油できない状況です。まあ、給油しなければなりませんが、心理的に給油しづらいというところもあります。コストがかかるという点は非常によく分かります。とはいえ、不便さとコストを天秤にかけると、やはり不便さの方が辛いと感じます。特に子どもが小さい時期は、あった方が良いのではないかという話になり、結局「それは持っていれば持っている方が良いに決まっている」という結論になりがちです。

小林:それは、持てるのであれば持った方が良いという結論になってしまうと思います。今お話しされているのは車そのものに関するコストですが、都心部では車以外の部分でもコストがかかるという点がまず前提としてあります。そもそも住居費や物価が高いという背景があるため、車にまで費用を回せないという事情もあるでしょう。同じ車の維持費、例えば駐車場代などが同じだったとしても、郊外に住んでいる人と都心部に住んでいる人では、車に割ける経済的な余裕が相対的に厳しくなってくるので、それを考えると車だけの問題ではないですよね、経済的な話としては。そうなると、余計に購入しづらい、所有しづらいというのはあると思います。

カーシェア、便利だけど予約取れない?

山田:また、不要派の方々の意見として多かったのが、最近増えているカーシェアなどのシェアリングサービスです。

小林:カーシェアやライドシェアですね。

山田:タイムズなどがかなりのシェアを占めていて、様々な駐車場で見かけるようになりましたよね。

小林:ありますね。検索してみたことがあるのですが、近隣にもかなり多くのカーシェアがありました。しかも、タイムズの駐車場に1台や2台停まっているというのが、いろいろな場所にあるという感じです。

山田:そうそう。そして、そこに返却すれば良いですし、何なら掃除なども不要で手間がかからないという点で便利だなとは思っています。私が車を使い始めた2012年か2013年頃は、まだカーシェアの普及率はそれほど高くありませんでした。

小林:高くないというか、そもそも存在したのでしょうか。レンタカーは普通にありましたが。

山田:存在はしていましたが、本当に始まったばかりの頃でした。レンタカーはありましたが、カーシェアも徐々に、たまに見かけるかな、という程度で、予約や登録の手間がかなりかかりました。少し面倒だなというのと、家の近くにあれば良いのですが、少し離れてしまうと結局公共交通機関と変わらないのではないか、という話になってしまいます。そこまで子どもを連れてベビーカーを押していくのか、となると、あまり公共交通機関と利便性が変わらないのではないか、というところですね。

小林:それは当時の話ですね。

山田:当時の話です。しかし現在は、かなり増えてきました。ただ、それでもマンションの近くなどにあるかもしれませんが、利用者が多いため、予約が取りにくいケースも多いようです。皆が利用するからでしょうね。そういう意味では、いつでも使えるというのがやはりマイカーの利点ではあるかなと思います。

小林:気軽に使いたいと思って、思い立ったタイミングで借りようとしても、それができてしまうとカーシェアの会社として成り立たないですものね。

山田:そうなんですよね。

小林:ですから、どうしても借りたいけれど車がないという状況は発生し得ますよね。しかも、車はあっても、サイズなどが求めているものと違うという場合もあるのではないでしょうか。なので、なかなか難しいですよね。

山田:そうなんですよ。難しいんです。

小林:でも、思ったよりも安いですよね、カーシェアは。

山田:所有するのに比べると、ですね。利用頻度にもよりますが、例えば週末に週1回利用する程度であれば、所有するよりもずっと安価でしょう。毎日買い物に行くたびに利用する、などとなると、基本料金がかかるため、そこまでお得感はないかな、という感じですね。

小林:毎日は使わないでしょうけれども。

山田:でも、買い物に行く方などで毎日利用する人もいるのではないでしょうか。

小林:毎日利用するのであれば、購入した方が良いと思いますけどね。

山田:そうですね。実際には、物理的に所有できないというケースもあったりします。

小林:住んでいるところに駐車場がない、ということですか?

山田:そうです。駐車場はあっても、例えばタワーマンションのような大規模な複合型マンションの場合、駐車場の数が限られていて、全世帯に割り振れないということがあります。ですから、例えばタワーマンションで500世帯あったとしても、実際に借りられるのは100台程度ではないでしょうか。私が以前住んでいたところも、100台くらいしか駐車できませんでした。

タワマン住民、意外と車持ってない?

小林:確かにそうなのかもしれませんね。全く考えたことがありませんでしたが、タワーマンションに住むような人であれば普通に車を購入できるだろうから、当然所有しているものだと思っていましたが、逆に、タワーマンションに住むので精一杯で、駅も近いから車は不要、というご家庭もあるのかもしれませんね。

山田:タワーマンションに住むので精一杯という方は、タワーマンションに住まない方が良いのではないかと思いますが。

小林:良いかどうかは別として、そのような方々も比較的いらっしゃるのではないかとは思います。

山田:そうですよね。確かに。駐車場が借りられない、そしてタワーマンションなどは都心にあるため近くに月極の駐車場がない、といったケースもあるので、そこは物理的に所有できないという事情もあるのかもしれません。

小林:あと、タワーマンションに住んでいるような場合、近くのスーパーなどへ買い物に行くのに車を利用しても、駐車場が広くないということもあるかもしれませんね。

山田:都心ではそうかもしれませんね。駐車場にコストがかかる、という。結局、買い物に行くために近くのスーパーへ行って1時間500円かかるとすると、500円以上の追加費用が発生してしまいます。また、タワーマンションなどでは、下にスーパーが併設されているケースもあり、やはりそれで事足りるということもあるのかもしれません。

着地点はどこ?一般家庭の車事情

小林:今回の話の着地点はどこになるのでしょうか。今、都心のタワーマンションに住んでいる人のお話をしましたが、タワーマンションに住んでいる人というのは、日本の全世帯の中でどれくらいの割合なのでしょうか。ここでわざわざ話すほどのテーマなのかと少し思ってしまいました。一般家庭というと、どれくらいの範囲になるのでしょうか。やはり都心というよりは郊外になってくるのでしょうか。

山田:郊外や地方などになってくると、そもそも駅まで遠いため絶対に必要だとか、一人一台必要だといったケースもあったりします。実際、私の家も駅からかなり離れています。都市部ではありますが、駅から20分強かかるため、基本的に普段使いとして一人一台車を所有していますが、やはり無いと不便だと感じます。子どもが大きくなれば一台でも良いのかもしれませんが、送り迎えなども含めて必要になってくる感じです。また、地方で車が必要だとおっしゃる方の大半が、親の介護で病院へ連れて行かなければならない、といったケースも結構あり、そうなった時に車がないと不便だという話も聞きます。

小林:そもそもお子さんの場合、例えばベビーカーで押していけるのであれば、車がなくても頑張れば可能ですよね。しかし、介護となると、駅まで歩かせるのも大変だという話になりますからね。ドアtoドアで病院まで行きたいとなると、やはり車が必要ですよね。

山田:そうなんですよ。そうなった時に、高齢の親御さんと一緒に住んでいる場合は連れて行ったりできるかもしれませんが、遠方に住んでいてそこまで見られない、という状況になってくると、やはり高齢者の運転による事故が増えているという現状がありますよね。私の親ももう70代前半、あるいは70歳前後になってきて、少し運転してもらうのが怖くなってきたな、という感じではあります。

高齢者の足、自動運転バスに期待!

山田:とはいえ、車がないと生活できないという状況も理解できるので、そのあたりが今後どうなっていくのだろうか、という点を「家族の車」というトピックで話したいと考えていました。

現在、茨城県境町では、町内を回遊する自動運転バスが定常運行されており、これが非常に多く利用されているようです[1]。1時間に何本か走っていて、一応スーパーバイザー的な人は乗っていますが、その人は全く運転せず、完全に自動で動いている車があります。それが何に一番使われているかというと、やはり高齢者の病院への通院や買い物に使われているということで、これが普及すれば、このあたりの問題も解決に向かうのではないかと考えています。

小林:改善はすると思いますが、解決には至らないのではないでしょうか。やはりバスということは、乗り場まで行かなければなりませんよね。乗り場まで行くのに、例えば買い物に行ったとしても、荷物を持てないから大量には買えない、ということになってくると、どうなのでしょうか。

山田:でも最近では、スーパーなどで、買い物は自分で行くけれど、購入した物を家まで届けてくれるサービスも増えてきていますよね。

小林:ありますが、経済的に現実的ではないと思うんですよね。

山田:あれは無料ではなかったでしたっけ?いくら以上購入すると無料で配送してくれる、といったサービスだったような。

小林:なるほど。では、1週間に1回などまとめて購入するということですか。

山田:そういった利用方法もあるのかなと思います。ネットでは購入できないものや、購入したくないものもあるでしょうし、そのあたりがもう少ししたら解決されると良いなと思っています。

自動運転レベル4、意外と早く来る?

山田:この前、どなただったか、EVメーカーの方とたまたまお話しする機会があり、その話を聞いたのですが、もうあと1、2年で自動運転のレベル4、現在、国と法整備を進めている段階のようですが、1、2年後にはある程度自動運転が形になり、地方や郊外などで人が運転しなくても良い状態が、思いのほか早く実現するのではないか、というお話でした。

小林:自動運転のレベル4とは、どの程度のものなのでしょうか。

山田:今ここで少し調べてみたところ、レベル4は「特定の環境下でシステムが全ての運転操作を自動で行い、ドライバーが不在でも走行できる」状態を指すようです。

小林:不在でも可能なのですね。ただ、特定の環境下、ということですね。

山田:それが、2023年4月に改正道路交通法が施行され、一部の条件下でレベル4の自動運転が解禁された[2]という経緯があります。おそらく、これを一部ではなく全体的に適用できるように、現在自動車メーカーと政府がロビー活動をしているのではないでしょうか。ですから、思ったよりも早い段階で実現するのかもしれないと感じました。

小林:それはかなり早いですね。

山田:そうなった場合、やはり皆、マイカーというか自動運転カーを所有したいと考えるようになるのではないでしょうか。特に子育て世代や、親御さんの病院への送迎が必要な高齢者世代にとっては必要になってくるのかな、とも思いつつ、今話していて思ったのですが、そうなった時に、タクシーなども自動運転化されればコストが下がり、マイカーを所有しなくても済むようになる可能性があると思いました。呼べば、誰も乗っていない車が来て目的地まで行けるのであれば、別にマイカーである必要はないですよね。

小林:むしろマイカーではない方が良いかもしれませんね。

山田:コスト的にもそうですよね。確かに。

小林:経済全体で見ても、絶対にその方が良いと思います。

山田:そうですよね。そうかもしれません。そうなると、マイカーはなくなるのかもしれませんね、ひょっとしたら。

小林:タクシーの場合、余っていると困るという問題がありますよね、稼がなければならないので。しかし、自動運転でコストが大幅に下がるのであれば、余らせて余裕を持たせても成り立つようになるかもしれません。いつでも借りられる、というように。

山田:そして、現在のように呼んでもなかなか来ない、という状況ではなく、おそらくそのあたりも最適化されていき、呼んだらすぐに来る、配車システムなどもより効率的になっていくかもしれません。そうなった時に、車は必要だけれどもマイカーは必要なくなる、という世の中になりそうですよね。確かにそうですね。

自動運転、日本の狭い道でも大丈夫?

小林:しかし、私はそれについては懐疑的です。実現にはもっと時間がかかると思います。それこそアメリカでもテスラなどが自動運転を開発していますが、そこまで進んでいるかと言われると、そうでもないと思うのです。それを日本の狭い道路で適用できるのかというのは、かなり厳しいのではないでしょうか。

山田:確かに。道が狭いですよね。

小林:道路事情を考えると、まだまだ全然厳しいのではないかと。むしろ郊外、あるいは少し古い言葉で言えばニュータウンのような、歩道や車道に余裕があり整備されている場所の方が、導入は早いかもしれません。数年後には、そういった場所であれば実現できそうな気もします。

山田:そうですよね。おそらくマッピング自体が、Googleの車が走行してデータを集めていますが、そのあたりが日本ではまだ海外に比べて進んでいなかったのでしょうが、それこそ本当に先週、先日くらいに、Waymoが日本でのマッピングを開始したというニュースがあり、ちょこちょこと走行するようになっているらしいのです。SNSなどでも「Waymoを見た」といった投稿があるので、思いのほかそのあたりが、今までマッピングされていなかった場所などもカバーされ、この道はやはり人でないと無理だ、といったことが分かるようになってくるのかもしれませんね、かなり早い段階で。

未来の車事情、今買うべきか待つべきか

小林:今、だいぶ未来の話をしましたけれども。おそらく今考えなければならないのは、現在家族として生活しているパパやママたちが、未来がそうなるとして、そこに向けて逆算した時に、今自分にとって車が必要なのかどうか、マイカーなのかシェアなのか、といったことを考えた方が良いと思うんですよね。数年後にそのような自動運転が実現する地域に住んでいる方からすると、それなら車は新車で買わなくても良いのではないか、といった考え方も出てきますよね。数年後に、今住んでいる地域でそれが導入されるだろうという確信が持てれば、じゃあ中古車で済ませておこうか、というふうになるのではないでしょうか。

山田:そうですよね。実は、それと全く同じことを私も2017年に考えました。2017年に車を買い替えようとなった時、ニュースなどで「2025年には自動運転になるかもしれない」という情報を見て、じゃあ8年後か、うーん、どうしようかな、8年だったら新車でガソリン車に乗ってちょうど乗り潰すくらいだから、それでいいかなと思って購入しました。しかし、8年経った今でもまだ全然状況は変わっていません。ですから、そのあたりはあまり気にしなくても良いのかもしれません。

結局、将来自動運転が普及したからといって、ガソリン車や自動運転機能が付いていない車が売れなくなるかというと、おそらくそうではないと思うんですよね。現に、ハイブリッド車や電気自動車が非常に普及していますが、一方でクラシックカーや燃費の悪い車なども人気がありますよね。そこは幅広いニーズがあるので、あまり気にせずに今は購入しても良いのではないかなと思います。本末転倒な意見かもしれませんが。

小林:そのようなことを考慮して、今現在の自分の暮らしをより良くするためにどうすべきか、ということを考えた方が良いとは思います。

山田:そうですよね。結局、必要か不要かという明確な結論には至りませんでしたが、思ったのは、やはり子どもが小さい時期は、経済的に余裕があれば車があった方が絶対に良いと思います。とはいえ、そこに対して、カーシェアやライドシェアといった他の選択肢も増えていますし、中長期的には自動運転も導入されるでしょうから、それらをうまく活用しながら子育てをしていくことも可能なのではないかと感じました。

カーシェアの盲点、チャイルドシート問題!

山田:それと、少し話し忘れていましたが、子どもが小さい場合にカーシェアで困るのがチャイルドシートです。カーシェアの車には通常、チャイルドシートは備え付けられていませんよね。ですから持参しなければならないのです。

小林:トランクに積んでおいてくれれば良いのに、と思いますが。

山田:しかし、皆が皆そうではないですからね。お子さんがいない方々にとっては不要なものですし、トランクのスペースを圧迫して邪魔だと感じてしまうかもしれません。ですから、それを持ち運ぶのがカーシェアの場合は面倒だな、レンタカーの場合も面倒だな、というのは感じていました。それは結構盲点でした。最初は私もカーシェアで良いと思っていたのですが、意外とチャイルドシートが付いていないのですよね。

小林:意外ですね。カーシェアだって、積んでおくだけで良いのではないでしょうか。タイムズのカーシェアなども、トランクに置いておいてくれれば。

山田:レンタカーであれば良いのです。レンタカー会社へ行って借りる際に、チャイルドシートも一緒に借りられますから。レンタカー会社に保管しておけば良いのですが、カーシェアは基本的にずっと駐車場、タイムズなどの駐車場に置いておいて回転させるシステムなので、やはり装備は最小限にしておきたいのでしょうね。それこそ、スタッドレスタイヤではなかったり、雪の日に走れなかったりすることもあるでしょうし。ですから、基本的に最小限の装備しかないので、そのあたりはやはり面倒というか、持ち運ばなければならないという手間が発生しますよね。

本当に小さいお子さん、1歳から何歳くらいまででしょうか、3歳か4歳くらいまでは、しっかりとしたチャイルドシートに乗せる必要がありますが、背が伸びてくるとブースターシートという簡易的なものでも良くなります[3]。それならば折り畳み式でかなり小さく持ち運びできるものもあったりするのですが、本当に小さいお子さんの場合は、やはりしっかりとしたものが必要なので、積んでおくのもスペースをかなり取りますよね。ですから、そこは少し困ったりします。

小林:とはいえ、そこはそれほど問題ではないのかな、と思います。結局、家族で車を借りる際に、家族全員で車を取りに行くかというと、そうではないですよね。運転手が車を取りに行って家に皆を迎えに来るわけですよね。家から車に積むくらいであれば、それほど大変なことではないのかな、とちょっと思いました。借りる場所まで持って行くのは大変ですけれども。

山田:でも乳幼児用のベビーシートは、やはり非常に大きいのです。ですから持ち運びも大変ですし、マンションなどに住んでいると保管する場所もなかったりします。

小林:でもそれくらいは、シェアを選んだのであれば仕方がないのではないでしょうか。

山田:まあ、そうですね。シェアを選んだのであれば、ですね。確かに。

小林:そうすると、その観点からは、乳幼児期はマイカーを所有していた方が良い、ということになるのでしょうか。

山田:まあ、そうですよね。大きくなってきたら、そういったカーシェアなどでも事足りるようになるのかもしれませんが。

結論は出ず…でも選択肢は増えている!

小林:今回は、「家族に車は必要か」というテーマで、より良い家族の暮らしについて考えていきました。結論が出ないのは予想通りでしたが、なかなか話の進め方が難しかったですね。

山田:確かにそうですね。しかし、長期的に自動運転が普及していくことを考えると、車を所有し続けることについて、コストをかけてまで維持する必要はないかもしれないと、長年車を所有してきた私でも少し思いました。今は必要かもしれませんが、なくても何とかなる、ライドシェアなどが確かに増えていますね。昔は選択肢がありませんでしたから。

選択肢が増えてきているという点はやはりありますし、あと、車を運転しているとお酒が飲めないですよね。

小林:運転代行を呼ばなければいけませんね。

山田:当たり前のことですが。最近、運転代行というサービスをあまり聞かなくなりましたね。地方というか、本当に地方になると、飲む場所自体が少ないという事情もあるかもしれませんが。

小林:そうですね。お店の中に運転代行の電話番号が書いてあったりしますよね。

山田:書いてありますね。しかし、都心ではあまり運転代行を見かけませんね。

小林:確かにそうですね。旅行先の居酒屋などでは見かけますが、都心の居酒屋などでは見ないかもしれません。

山田:あるのでしょうか。運転代行サービス自体はあるでしょうけれども、わざわざ推奨はしていないでしょうね。

小林:車で飲みに行く、ということはないですね。電車で行けば良い、となりますもんね。終電も比較的遅くまでありますし。

車とお酒問題、夫婦でどっちが飲む?

山田:そう、そうなんですよね。私の家は遠いので、飲みに行く時は酔っていないので駅まで歩いて行きますが、帰る時はタクシーで帰る、ということをしています。夫婦のどちらかが飲まない、ということであれば良いのですが、二人とも飲む場合などは、もう戦いになりますよね。喧嘩になってしまうので、じゃあタクシーで良いじゃないか、となってしまいます。しかし、子どもが小さい頃は、やはりそれは難しいですよね。

小林:でもお子さんが小さい頃となると、それこそお子さんを連れて行かないでしょうから。その議論は起きないかもしれません。

山田:確かに連れて行かないですね。起きないかもしれません。ある程度大きくなってきた時に、発生してしまいますよね。

小林:確かに。どちらかが飲むか、という。それくらい我慢しなさい、と言いたくなりますけれどもね。どちらか片方は。

山田:でも、どちらかが飲んでいて片方が飲まないというのは、結構辛いですよね。両方が飲む夫婦にとっては、ですね。どちらかが別にどちらでも良い、ということであれば、あれですけれども。

小林:そうですか。車を持っていなければ、そういう論争が夫婦間で起きない、ということですかね。

山田:そうですよね。都心などでは当たり前に近くに飲む場所があったりするので、あまり起きないのかもしれません。

地方などではありそうですね。今日はじゃんけんで負けた人が運転、ということが、うちも実家に行った時にありました。「誰が運転する?」となった時に、うちの母親が「じゃあ今日は私が飲まないわ」と言っていました。ありましたね、確かに。そういうこともあるのかもしれません。お酒の論争、車を運転する人にとってのお酒論争というのは、ありますよね。

小林:何の話をしてるのでしょうか。今回はこの辺でということで。また次回お会いしましょう、ありがとうございました。

山田:ありがとうございました。


車が必要かどうかは、住んでいる場所や家族構成、生活スタイルによって答えが異なる問題です。子どもが小さい時期は移動の自由さから車があると便利ですが、カーシェアやライドシェアといった選択肢も増えています。将来的には自動運転技術の発展により、車の所有形態そのものが変わる可能性も見えてきました。大切なのは、現在の家族の状況と将来の変化を見据えながら、最適な移動手段を選ぶこと。家族にとって本当に必要なものは何か、コストと利便性のバランスを考慮しながら、自分たちに合った選択をしていくことが大切なのかもしれません。


[脚注]

  1. 【新ルート開通】境町で自動運転バスを定常運行しています【自治体初!】 | 境町公式ホームページ ↩︎
  2. 報道発表資料:国内初!運転者を必要としない自動運転車(レベル4)の認可について – 国土交通省 ↩︎
  3. チャイルドシート | 自動車総合安全情報 – 国土交通省 ↩︎
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この記事を書いた人

memstock編集部

memStock編集部は、家族の豊かな暮らしと家計管理を応援する記事制作チームです。ライフハック・節約・投資・保険など、日常生活とお金に関する実用的な情報を、確かな専門知識と多様な視点から分析・提供しています。読者の皆様が抱える日々の悩みや将来への不安を解消し、ワンランク上の生活を実現するためのヒントが詰まった記事をお届けします。 「家族の暮らしをより豊かに」をモットーに、わかりやすく実践的なコンテンツで皆様の人生設計をサポートします。

この記事を監修した人

山田 尚貴

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、NTTPCコミュニケーションズでシステムエンジニアとして金融機関等のシステム運用などに携わる。2009年、株式会社エニドアを創業し代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスの開発・提供を行う。M&Aにより会社を売却後、上場企業のグループ会社の経営を6年行った後、株式会社modoを創業し代表取締役に就任。家族向けのサービスmemStockの開発を行う。 二級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種を保有。2児の父。

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