お食い初め、生まれた日は1日目?

10月1日に生まれた子のお食い初めを、祖父母を呼んで家で開くとします。カレンダーで100日目を数えると、数え方しだいで1月8日にも1月9日にもなります。
お食い初めがいつかは数え方で1日変わります。日数を数えると、生まれた日を1日目とする場合は誕生日の99日後、翌日を1日目とする場合は誕生日の100日後です。民間の記事では前者が一般的と説明されることが多いとされていますが、起算日を定めた公的な決まりは見当たりませんでした。
生まれた日を1日目と数えると、100日目は誕生日の99日後
生まれた日を1日目として日数を数えると、100日目は誕生日の99日後にあたります。生まれた日の翌日を1日目として数えるなら、誕生日のちょうど100日後が100日目です。
生まれた日を1日目に置くと、2日目は誕生日の1日後、3日目は2日後と、日目の数字が経過日数より1つ大きくなります。10月1日生まれなら、10月1日が1日目で、100日目は2027年1月8日。翌日起算では10月2日が1日目なので、100日目は1月9日でした。下の表を含め、この記事の日付と曜日は編集部が暦で数えた計算で、出典の資料に載っている日付ではありません。
| 生まれた日 | 生まれた日を1日目(誕生日の99日後) | 翌日を1日目(誕生日の100日後) |
|---|---|---|
| 2026年8月1日 | 2026年11月8日(日) | 2026年11月9日(月) |
| 2026年9月1日 | 2026年12月9日(水) | 2026年12月10日(木) |
| 2026年10月1日 | 2027年1月8日(金) | 2027年1月9日(土) |
| 2026年10月27日 | 2027年2月3日(水) | 2027年2月4日(木) |
| 2026年11月1日 | 2027年2月8日(月) | 2027年2月9日(火) |
| 2026年12月1日 | 2027年3月10日(水) | 2027年3月11日(木) |
| 2027年1月1日 | 2027年4月10日(土) | 2027年4月11日(日) |
| 2027年2月1日 | 2027年5月11日(火) | 2027年5月12日(水) |
表にない日に生まれた場合は、同じ月の1日の行から、生まれた日との差の分だけ後ろへずらせば求められます。10月15日生まれなら、1月8日の14日後の1月22日が、生まれた日を1日目とした100日目です。
数え方で1日ずれるのはなぜ?
お食い初めの起算日を定めた公的な決まりが見当たらず、確認した公的資料も生まれた日を何日目とするかを書いていないためです。
神社本庁は公式サイトで、お食い初めを「生後100日を過ぎると、食べ物に一生困らないようにとの願いから」行う儀式と説明しています。同じページには「ちょうど100日目にお祝いをすることから『百日(ももか)の祝い』とも呼ばれます」とあります。世田谷区の食育資料は「誕生して 100 日目(地域により違いあり)に行われます」という書き方です。どの資料も、生まれた日を1日目にするかどうかまでは書いていません。
生まれた日を含めて数える例は、行政の手続きにあります。2026年10月時点で、戸籍法第49条は国内での出生届を14日以内と定めており、厚生労働省の「出産なび」は「生まれた日を含めて14日以内に届出を行う必要があります」と案内しています。法務省の出生届の記載例も「子が生まれた日からかぞえて14日以内」です。ただしこれは届出の期限の数え方で、お食い初めの日を決める根拠にはなりません。
計算サイトを使うときは、説明欄でどちらの数え方かを確かめてから日を書き写すと、親族に伝えた日がずれずに済みます。祖父母が別の数え方で数え直して1日違っても、どちらかが間違えたとは限りません。
出生届をはじめ、生まれてすぐの手続きについてはこちらの記事にあります。
七五三の数え年と満年齢の違いについては、こちらの記事にあります。
100日目ちょうどでなくてもいい?
ちょうど100日目に合わせなくてもよいと考えられます。神社本庁の説明は「生後100日を過ぎると」という書き方で、世田谷区の資料も日数に地域による違いがあるとしています。
日を選ぶなら、生まれた日を1日目とした100日目より後の週末にすると迷いが減ります。10月1日生まれなら、1日目起算の100日目は1月8日(金)、翌日起算では1月9日(土)。9日(土)か10日(日)に開けば、どちらの数え方で数える人がいても、100日目かその後の日になります。
住んでいる地域や家に決まった日数があるかどうかは、祖父母や、お参りを考えている地元の神社に聞くのが確実です。家の決まりが特になければ、赤ちゃんの体調と、遠方から来る家族の移動に合わせて週末を選べます。
手形や足形、写真を100日目に残したいなら、記録する日とお祝いの日を分ける方法もあります。100日目の当日は家で手形だけ取り、膳を囲むのは週末にする。この分け方なら、日付の正確さと集まりやすさを両立できます。
何を用意すればいい?
世田谷区の資料では、一汁三菜の本膳を用意し、子どもに食べさせるまねをします。100日ごろの赤ちゃんが膳の料理を実際に食べるのではなく、口元へ運ぶ所作でお祝いする行事です。
献立の細部や器、作法は、世田谷区の資料では確認できませんでした。詳しく調べたいときは、図書館で事典にあたる方法があります。国立国会図書館のレファレンス協同データベースには、仙台市民図書館が「具体的に準備するものや時期、やり方」という質問に答えた事例があり、『人生儀礼事典』『家族で楽しむ子どものお祝いごとと季節の行事』などを参考資料に挙げています。
呼び名も1つではありません。
| 呼び名 | 確認できた資料 |
|---|---|
| 百日(ももか)の祝い | 神社本庁、仙台市民図書館の事例(『ポプラディア』第2巻) |
| 箸初め | 仙台市民図書館の事例 |
| 箸祝い、百日(ももか)、魚初め(まなはじめ) | 南アルプス市立図書館の事例 |
お宮参りや初節句と日が近いときは?
先に100日目の日を出してから、近い行事を同じカレンダーに並べて決めます。
2027年2月1日生まれなら、生まれた日を1日目とした100日目は5月11日(火)で、2027年のこどもの日の5月5日とは6日違いです。5月の節句の祝いもする家なら、同じ週末にまとめるか、別の週末に分けるかを、祖父母の移動と赤ちゃんの体調から決められます。
五月人形やこいのぼりを買う時期については、こちらの記事で扱っています。
2026年10月27日生まれだと、生まれた日を1日目とした100日目は2027年2月3日(水)です。国立天文台の暦要項では、この日が2027年の節分にあたります。上の子と豆まきもする家は、5歳以下の子と豆の扱いを先に確かめておくと当日の段取りを組みやすくなります。
ほかの年中行事の日付は、こちらのカレンダーの記事で確かめられます。
10月1日生まれの子なら、まずカレンダーの1月8日に印をつけ、その後ろの週末から祖父母と都合の合う日を1つ選ぶところから始められます。
出典
すべて2026-10-27に確認。
- 出産と育児に関する神事(神社本庁・日付記載なし) https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/shussan/
- 日本の食文化を大切にしましょう(世田谷区・日付記載なし) https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/3007/p6-7.pdf#page=1
- レファレンス事例詳細「お食い初め」(仙台市民図書館/国立国会図書館レファレンス協同データベース・2025年3月14日) https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000180140&page=ref_view
- お食い初めについて知りたい(南アルプス市立図書館/国立国会図書館レファレンス協同データベース・2014年3月2日) https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000150120&page=ref_view
- 戸籍法 第49条(e-Gov法令検索・2026年10月27日取得) https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000224
- 出産直後に使える制度・サービス(厚生労働省「出産なび」・日付記載なし) https://birth-navi.mhlw.go.jp/support/delivery
- 出生届 記載例(法務省・日付記載なし) https://www.moj.go.jp/content/001241999.pdf#page=1
- 国民の祝日について(内閣府・2027年) https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
- 令和9年(2027)暦要項 二十四節気および雑節(国立天文台・2026年2月2日) https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou272.html
よくある質問
- 生まれた当日は1日目として数えますか?
- 民間の記事では、生まれた日を1日目と数えるのが一般的と説明されることが多いとされています。ただし公的な決まりは見当たりません。日数を数えると、この数え方では100日目が誕生日の99日後になり、翌日を1日目とすると1日遅くなります。
- 生まれた日を0日目と数えるのは間違いですか?
- 間違いとは言えません。日数の上では、生まれた日を0日目とすると100日目は誕生日の100日後で、翌日を1日目とする数え方と同じ日になります。神社本庁も世田谷区の資料も、どちらで数えるかは示していません。
- 12月3日生まれのお食い初めはいつですか?
- 編集部が暦で数えると、2026年12月3日生まれなら、生まれた日を1日目とする数え方で2027年3月12日(金)、翌日を1日目とすると3月13日(土)です。13日(土)か14日(日)に開けば、どちらの数え方でも100日目かその後の日になります。
- 100日目を過ぎてからお祝いしてもいいですか?
- 過ぎてからでもかまわないと考えられます。神社本庁はお食い初めを「生後100日を過ぎると」行う儀式と説明しており、世田谷区の資料も日数に地域による違いがあるとしています。
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